不眠症になった

Satoshi Takeda
Sep 27, 2022

自分の性格的に、自責を感じつつも辛い局面ではやり過ごせるタイプだと思っていたが、自分を取り巻くさまざまな状況の変化で気持ちが落ち込み、お酒も影響して不眠になったという話。

PSG 寝れない

tl;dr

  • 状況の変化により負荷が少しずつ増えていった
  • 日ごろの生活習慣も相関して不眠が続いていた
  • あることがきっかけで気持ちが相当沈んでしまった
  • 通院して睡眠導入剤を飲んで生活している

状況の変化

家庭

7 月から妻が土日どちらも出勤するようになった。朝 6:00 には妻が出勤しちゃうので基本的には朝ご飯の支度したりそのあと勉強を教えたり、15:00 ころ妻が帰宅するまではだいたい家の事をしたり子どもと遊んだりしている。まあ平日も 6:00 には妻が出勤するから朝の様相は変わらない。妻は平日 2 日休みなのでその日は朝ダラダラできる。

8 月に入って夏休みになると息子の学童で弁当作る必要もあったし、初めての読書感想文は休みの日に一日かけて一緒にやったりはしてて、はちゃめちゃにしんどかった。

仕事

自分は所属を明らかにしているので、同僚にもそうじゃない人にも歪んだ捉え方をされる可能性があるから以降も事細かに詳細に書くつもりはない。

4 月から役職ではないリーダーと名称がついたことをやっている。以前も役職としてリーダーをやってたこともあるし、不得意な分野じゃない(と思っている)。

自分が自発的に動いてるせいもあるが、情報のインプットターゲットになる、相談が回ってきやすくなるというだけではなくて、場をファシリテートする・何とか切り盛りしなくてはみたいな責任感が強くなる。これは別に悪いことじゃない。

酒と不眠

状況の変化が相関しているかは分析しきれていないものの、ここ最近酒の量がおかしいほど増えてきていた。週 4 日お酒を嗜む生活をしていたが(それでも多い)、これが毎日になった。ビール 500ml を 2 缶あけたあとに焼酎水割りかハイボール 1, 2 杯飲むようなことがほぼ毎日続いてた。ペースも量も増えている。

今思えば自発的に量を増やしてペロンペロンになってしまいたいみたいなのが毎日あったなと思う。

お酒あるあるで、そのまま酩酊して寝るとだいたい 2 時間くらいで覚醒する、そこから朦朧としながら起きているか寝ているか分からないまま朝をむかえるという、不眠が始まってしまった。多分これが 8 月くらいから。

きっかけ

土日に妻がいないので自分の休みの日に心理的な拠り所がなかったというのがある。子どもといたくないんじゃなくて、個人の可処分時間がかなり少なくなった。

それに重なってたまたま仕事での大きなことと小さなことがあり気持ちがダウンしたという感じ。それだけとは言い切れないかもしれないが。

10 年前にいた職場は月に 100〜150 時間残業みたいな状況でさえも、こんなに落ち込むことはなかったのに。わりと楽観主義で、しんどいことがあっても人生暇つぶしという気持ちでいるのでやり過ごせる人間だったのに。そんな気持ちでグルグルしていた。

自分がそういった落ち方をする人間じゃないと思っていたので余計に、どうしたんだろう、これは男性の更年期障害か、くらいに思った。

かなり浮き沈みが多くなり、自分でもびっくりしたのは、子どもに勉強を教えているときに尋常ではない怒り方をしていて、ちょっとかなりヤバいんでは?というのもあった。

朝仕事を始めるのがかなり苦痛になり、午前ちょっと休んでから仕事を始める、不眠がひどくなって 3, 4 時間ずっと寝つけず、寝ても 1, 2 時間で起きてしまう、ひどいと仕事に手を付けられない、などそろそろ限界が来ていたので、上長に状況を相談するなどした。

自分への過信は良くないとこの歳で思った

断っておくと、会社ではチームにも伝えたし上長にも相談しているし、ヤバいと思ったタイミングで報告と相談をした上で、先週は有給と連休 2 つを使ってまるっと一週間以上休ませてもらったりしているので、所属ではだいぶ気を遣っていただいている。本当に感謝である。

通院し、薬を飲む

所属で産業医面談の枠がちょうど空いていたのでそこでまず相談した。そこで丁寧に話を聞いてもらい心療内科を紹介してもらって通院し、今は薬を飲んで寝るようにしている。

薬で眠れているかというと、これがあまり改善されてない笑

寝つきは良くなったんだが、2 〜 4時間くらい寝たあとに覚醒して、そのあと起きているか寝ているか朦朧とした状況になるか、完全に覚醒してしまうかで、本来 7, 8 時間寝ないとパフォーマンス出ない人間なので、これはもうゆっくりやってくしかないなという感覚です。

どうしていくか

まずは日々の生活の根底である家庭から相談している。妻と勤務シフトの話をはじめ、普段逃げてたようなちょっと重めな相談などをした。仕事は正直後ろ指をさされながら逃げられるけど(逃げるつもりはないです)、家庭から逃げるわけにはいかないので。

それと酒を完全にやめた。薬の処方時点でお酒との併用はダメですと言われたが、その前から酒はもうしばらくやめたほうがいいだろうと判断して自主的に飲まないようにした。今後もお酒はしばらくやめておくことにする。

長く休みをもらったのでファスティングを 3 日間行った。デトックス効果なんか特に期待していないんだけど、体重を 3, 4 kg 落とせたのとファスティング後は食事量を減らせてご飯が美味しく食べられてよい。

今年 42 歳になるがこんなことあるんだな、不惑になんか全然ならねえじゃねえか、と正直思った。加齢やライフステージの変化があっても自分の身体や精神がずっと若い頃と一緒だという過信が仇になる、これを最後まで読んでくれた方は何となく頭の片隅においてブラウザのタブを閉じてください。

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Satoshi Takeda

web app developer frontend oriented by day and alcoholic enthusiast by night | フロントエンド開発入門著者