「フロントエンド開発入門」出版のお知らせ

フロントエンド開発入門

10/9 に秀和システムさんから本を出版させていただくことになりました。以前からフロントエンドランチなどで交流のあった、コネヒト株式会社の安達さんから声をかけていただいたのがきっかけです。その安達さんと共著になります。

お話をいただいて企画を考えている際に「古びない」「経年劣化しない」などをキーワードにしていました。取り上げる内容や本書の構成を考える中で、最終的には

  1. 継続して Web フロントエンドで開発するための前提知識
  2. なぜその技術要素を使って解決するか理解すること
  3. 特定技術の使い方より現場における汗のかき方

という点に主眼を置いて解説を進めています。なので、React や Vue を使ってアプリケーションをワンストップで作りたいということに本書は向いていません。もちろん解説では多くの技術要素を扱いますが、集中的にライブラリの使い方だけを知りたい人にはかなり物足りないものになっているかもしれません。

ただし、開発の現場に入るうえで準備しておきたい小品を揃え、幅広く抑えています。なぜ Babel や webpack でコンパイルするのか、なぜコンポーネント指向のライブラリを使用するのか・利用することでどういった恩恵があるのか、なぜユニットテストを書くのか…など、小さな How と大きな Why を反復しながら解説しています。

実践的な解説ももちろん用意していますが、環境構築から新しいものを一から組み上げる実践ではありません。保守性の低いコードからモダンな環境に置き換える、ユニットテストがない環境にテストを配置し安全を保って変更するなど、現場に近い泥臭い開発体験を読者が追体験できるようにしています。

またここ数年、不確実性と対峙するための変更耐性や経験主義をベースにした組織成長、チームによるスピード感のある意思決定などが、多くの書籍やメディアで取り上げられることが多くなりました。具体的な取り組みを記載していませんが、本書では仮説検証や効果測定に近いフィールドとしてコード変更が多くなされる(であろう)フロントエンドの、変更容易性についても説いたつもりです。

本書は ES2015〜相当の JavaScript 構文が突然出てきたり、プロパティの詳解なく CSS の記述が出てきたりなど、基礎的な説明がないため、フロントエンドについて全く触れたことのない初心者向けとは言えません。また、すでに現場で活躍されているミドルクラス以上のフロントエンド開発者向けでもありません。初級から中級へ行くためのステップとして踏まえておきたいことをまとめているので、下記のような方が対象になりそうです。

  • 座学をある程度行い、現場に配属されて開発経験が少しある、もしくはインターンで多少なりとも実践的な開発に触れたことがある、開発経験 1 年前後のフロントエンド開発者
  • バックエンドでの開発経験は多くある一方で、Web フロントエンドに対しては少しハードルを感じており何から理解すべきなのか網羅しづらいと感じる開発者
  • 2~3 年ほどフロントエンドでの開発経験を踏んでみたものの、技術がどんどん様変わりしていくように感じたり現場での立ちふるまいにしっくり来ていなかったりする開発者

参考までに目次は下記のようになっています。いくつか気になるような箇所があればぜひお手にとっていただけますと幸いです。

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